ずいぶん前に書いて、そのままだったお話。
末っ子次男はまぁ手のかかる子で。
産まれてからのミルク混合時代も、完母になってからも、離乳食を開始しても、離乳食3回食になっても、なんら落ち着くことがなく、とにかく、
とにかく、私の休む時間がない。
ねんねばかりの頃すらそばにいないとすぐにぐずりだし、基本的に抱っこかおんぶで密着。
昼寝2回の生活リズムが出来てからは、ベビーカーで買い物しながら昼寝させ、夕食作りながらおんぶで昼寝させ。
加えて、夜はなかなか寝付かず、ねんねの授乳はいくらでも吸い付いていないと満足して頂けない。
ミルクたくさんあげてみても結局同じ。
ほぼ寝てる子に、添い乳にスマホ見ながらやり過ごす毎日。
あまりの手のかかりっぷりに、夫の祖母がお寺で疳の虫封じのご祈祷をやってくれたりして。
わざわざお札やら一式送ってくれたりして。
1歳を過ぎ、ご飯も味をつけることで食べるようになったものの、寝ないもんは寝ない。
昼寝は晴れていればベビーカーで歩き回り、雨なら家のなかをスマホ片手に抱っこでウロウロ。
運よく1歳過ぎてベビー布団で初めて昼寝した日には感動したものです。
が、夜は変わらずエンドレス添い乳。
地獄のエンドレス添い乳。
寝かしつけから断続的に2時間以上離れられないこともしばしば。
夜中は泣き始めからアクセル全開でギャン泣きが通常運転です。
もうほぼ出ないし、引っ張られて痛いし、歯もしっかり揃ってるから噛まれた日には最悪です。
とはいえ、家族の安眠のために伝家の宝刀は潰えさせられない…
葛藤と、我慢の生活。
散々「手がかかった」と伝説化している長男のときを超えてくる手のかかりよう。
何より自分の時間が全くないのがほんと辛い…
一度、2時間くらい平気かなと一人で買い物に行ったとき、1時間も経たないうちに
「ずっと泣き止まなくて泣き声もおかしくなってきた」
と夫からヘルプの電話。
それ以来、やっぱりダメなんだと諦めて、買い物は常に一緒のスタイルでした。
そんな毎日毎夕に、ついに限界がきた。
一時間ほど経過した寝かしつけ授乳後、うまく寝付けずギャン泣きする息子。
泣き止まず、泣き声は更に大きくなるばかり。
母、キレた。
一月のある夜、8時過ぎのアパートで咆哮が聞こえてたらそれは私かもしれません。
ものっすごい声で叫びました。笑
からの、めちゃくちゃ泣きました。
あまりの大声と嗚咽に、隣の布団に入っていた長女も泣き始めた。
完全にカオスw
長男はまだリビングで遊んでたから気にしてない。自由ww
旦那、あまりの惨状にやってきたがなにもできずそばにいる。ごめんなさいwww
そしてそのうち、次男疲れ果て眠りに落ちる。寝かしつけ(てない)が終わりました。
その夜は、
「育児 疲れた」
「育児 もうやだ」
とかここに書けないくらいのネガティブワードをめちゃくちゃ検索してみたりして。
そこで、翌朝お参りに行こう、と思い立ちました。
というのも、
長男1歳のとき、私と長女の留守を夫に任せたところ、泣き叫ぶ長男に限界がきて。
帰宅した私に、夫が「捨ててくる」と言い放ち、ベビーカーで長男を連れて出ていった、という我が家的大事件があります。笑
結果、近くのお寺まで散歩して戻ってきただけなのですが…
それを想起いたしまして。
幼稚園に長男を送ってから、行ってきた。
てくてく。
風の強い日だったけど、お寺に入ると日だまりぽかぽかで、ちょっと心が洗われた気がしました。
ふだん信仰心とかかけらもなくてすみません…笑
そういえば自粛で初詣もしてなかった。
おみくじもひいた。
ら、まさかの大吉で、ここまで堕ちたらいっそ凶が良かったわ、なんて思ったり。
息子は歩いてる途中早々にベビーカーで寝てしまったけど、私の気分は少しだけ晴れました。
で、帰宅する間に目を覚ました息子とふたりきり、家で過ごしながら悶々と考えていたら、なんかまた泣けてきて。
妊娠中も入れてもう2年くらいまともに寝てないのか、
自分の時間がない、録画したドラマや映画はたまる一方、
でも体調崩してない私、それだけで偉くない?誰か褒めてくれない?
ラクしてお惣菜使えばいいって言うけど、お店で買える卵不使用の惣菜には限りがあって、毎日同じの嫌じゃない?
っていうか私やっぱりおいしいごはん食べたいし!
と、負の感情がどす黒く渦巻いて。
意外なところで、慣れきったと思っていたアレルギー対応生活も、不満を引き起こす理由の大きな一つになってたことに気がついた。
ひとりポロポロ泣いてたら、問題の張本人からなでなでされた。気遣われた。
たまに発狂して泣き叫んでも、長女長男が救ってくれることがたくさんありました。
鬼滅の映画で煉獄さんに出会ってからは本当に、本当に救われて、前を向けた。
文字通り、歯を食いしばって耐えた夜が何度もありました。
だがしかし、だがしかし、、
限界、とっくに超えてました。
それに気がついた、ある日の話でした。
思い出さらし。
その後はまぁ、なんとか卒乳したり、ごはんモリモリ食べるようになったり、体力と行動力がついてきて、更にトンデモ坊やになってきたり。
春休みもあり日中の時間は全くなくなったけど、多少はましな生活になってきました。
相変わらずのセンシティブ坊やっぷりもご健在。
土日はどんなに眠くても、寝室をしめていても、向こう側の姉兄の気配にソワソワ、いつものようには昼寝ができません
抱っこひもで寝かせるの、サイズ的に辛いんですけど…子供の頭が自分の鼻口あたりにくるw
とはいえ、夜は寝かしつけのあと、ドラマ1話くらい見れるようになりました。
2時間の映画も見れた!
もちろんまだ少し泣くけれども。
少しのトントン放置で治まるようになりました。成長。
ただ、時間だけが過ぎていくことを望んだ日々。
「3人目かわいすぎて、いつまでも赤ちゃんのままでいて!って思ったわ~」
なんてママ友の言葉が苦しかった。
早く大きくなってくれ、なんなら私のもとで大きくならなくてもいいから、
「誰か育ててくれないかなぁ」
とぼやいたら、長女から
「でもそしたら、次会ったときにお母さんのこと忘れてるよ」
と言われた。
「それでもいいかも」
と小さく言ったら、
「よくないよ」
と小さく答えられた。
子供の情操に良くないなぁ、そんなことは分かりきってる、
でも自分のメンタルはもうすり減ってすり減って
かわいいなぁ、そう思いたかった
ようやく、かわいいと思えるときどきが増えてきた。だいぶ、増えてきた。
がんばろ。もうすぐ2歳だ。