私と家族の道標

11歳娘と8歳&4歳息子との日々。

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とっくに限界を超えて育児してたことに気付いたあの日の話

ずいぶん前に書いて、そのままだったお話。


末っ子次男はまぁ手のかかる子で。

産まれてからのミルク混合時代も、完母になってからも、離乳食を開始しても、離乳食3回食になっても、なんら落ち着くことがなく、とにかく、

とにかく、私の休む時間がない。

 

ねんねばかりの頃すらそばにいないとすぐにぐずりだし、基本的に抱っこかおんぶで密着。

昼寝2回の生活リズムが出来てからは、ベビーカーで買い物しながら昼寝させ、夕食作りながらおんぶで昼寝させ。

 

加えて、夜はなかなか寝付かず、ねんねの授乳はいくらでも吸い付いていないと満足して頂けない。

ミルクたくさんあげてみても結局同じ。

ほぼ寝てる子に、添い乳にスマホ見ながらやり過ごす毎日。

 

あまりの手のかかりっぷりに、夫の祖母がお寺で疳の虫封じのご祈祷をやってくれたりして。

わざわざお札やら一式送ってくれたりして。

 

1歳を過ぎ、ご飯も味をつけることで食べるようになったものの、寝ないもんは寝ない。

昼寝は晴れていればベビーカーで歩き回り、雨なら家のなかをスマホ片手に抱っこでウロウロ。

運よく1歳過ぎてベビー布団で初めて昼寝した日には感動したものです。

 

が、夜は変わらずエンドレス添い乳。

地獄のエンドレス添い乳。

寝かしつけから断続的に2時間以上離れられないこともしばしば。

夜中は泣き始めからアクセル全開でギャン泣きが通常運転です。

もうほぼ出ないし、引っ張られて痛いし、歯もしっかり揃ってるから噛まれた日には最悪です。

 

とはいえ、家族の安眠のために伝家の宝刀は潰えさせられない…

葛藤と、我慢の生活。

 

散々「手がかかった」と伝説化している長男のときを超えてくる手のかかりよう。

何より自分の時間が全くないのがほんと辛い…

一度、2時間くらい平気かなと一人で買い物に行ったとき、1時間も経たないうちに

「ずっと泣き止まなくて泣き声もおかしくなってきた」

と夫からヘルプの電話。

それ以来、やっぱりダメなんだと諦めて、買い物は常に一緒のスタイルでした。

 

そんな毎日毎夕に、ついに限界がきた。

 

一時間ほど経過した寝かしつけ授乳後、うまく寝付けずギャン泣きする息子。

泣き止まず、泣き声は更に大きくなるばかり。

 

母、キレた。

 

一月のある夜、8時過ぎのアパートで咆哮が聞こえてたらそれは私かもしれません。

ものっすごい声で叫びました。笑

からの、めちゃくちゃ泣きました。

あまりの大声と嗚咽に、隣の布団に入っていた長女も泣き始めた。

完全にカオスw

長男はまだリビングで遊んでたから気にしてない。自由ww

旦那、あまりの惨状にやってきたがなにもできずそばにいる。ごめんなさいwww

そしてそのうち、次男疲れ果て眠りに落ちる。寝かしつけ(てない)が終わりました。

 

その夜は、

「育児 疲れた」

「育児 もうやだ」

とかここに書けないくらいのネガティブワードをめちゃくちゃ検索してみたりして。

 

そこで、翌朝お参りに行こう、と思い立ちました。

 

というのも、

長男1歳のとき、私と長女の留守を夫に任せたところ、泣き叫ぶ長男に限界がきて。

帰宅した私に、夫が「捨ててくる」と言い放ち、ベビーカーで長男を連れて出ていった、という我が家的大事件があります。笑

結果、近くのお寺まで散歩して戻ってきただけなのですが…

それを想起いたしまして。

 

幼稚園に長男を送ってから、行ってきた。

てくてく。

 

風の強い日だったけど、お寺に入ると日だまりぽかぽかで、ちょっと心が洗われた気がしました。

ふだん信仰心とかかけらもなくてすみません…笑

 

そういえば自粛で初詣もしてなかった。

おみくじもひいた。

ら、まさかの大吉で、ここまで堕ちたらいっそ凶が良かったわ、なんて思ったり。

 

息子は歩いてる途中早々にベビーカーで寝てしまったけど、私の気分は少しだけ晴れました。

 

で、帰宅する間に目を覚ました息子とふたりきり、家で過ごしながら悶々と考えていたら、なんかまた泣けてきて。

 

妊娠中も入れてもう2年くらいまともに寝てないのか、

自分の時間がない、録画したドラマや映画はたまる一方、

でも体調崩してない私、それだけで偉くない?誰か褒めてくれない?

 

ラクしてお惣菜使えばいいって言うけど、お店で買える卵不使用の惣菜には限りがあって、毎日同じの嫌じゃない?

っていうか私やっぱりおいしいごはん食べたいし!

 

と、負の感情がどす黒く渦巻いて。

意外なところで、慣れきったと思っていたアレルギー対応生活も、不満を引き起こす理由の大きな一つになってたことに気がついた。

 

ひとりポロポロ泣いてたら、問題の張本人からなでなでされた。気遣われた。

 

たまに発狂して泣き叫んでも、長女長男が救ってくれることがたくさんありました。

鬼滅の映画で煉獄さんに出会ってからは本当に、本当に救われて、前を向けた。

文字通り、歯を食いしばって耐えた夜が何度もありました。

だがしかし、だがしかし、、

 

限界、とっくに超えてました。

 

それに気がついた、ある日の話でした。

思い出さらし。

 

その後はまぁ、なんとか卒乳したり、ごはんモリモリ食べるようになったり、体力と行動力がついてきて、更にトンデモ坊やになってきたり。

春休みもあり日中の時間は全くなくなったけど、多少はましな生活になってきました。

 

相変わらずのセンシティブ坊やっぷりもご健在。

土日はどんなに眠くても、寝室をしめていても、向こう側の姉兄の気配にソワソワ、いつものようには昼寝ができません

抱っこひもで寝かせるの、サイズ的に辛いんですけど…子供の頭が自分の鼻口あたりにくるw

 

とはいえ、夜は寝かしつけのあと、ドラマ1話くらい見れるようになりました。

2時間の映画も見れた!

もちろんまだ少し泣くけれども。

少しのトントン放置で治まるようになりました。成長。
 

 

ただ、時間だけが過ぎていくことを望んだ日々。

「3人目かわいすぎて、いつまでも赤ちゃんのままでいて!って思ったわ~」

なんてママ友の言葉が苦しかった。

早く大きくなってくれ、なんなら私のもとで大きくならなくてもいいから、

 

「誰か育ててくれないかなぁ」

とぼやいたら、長女から

「でもそしたら、次会ったときにお母さんのこと忘れてるよ」

と言われた。

「それでもいいかも」

と小さく言ったら、

「よくないよ」

と小さく答えられた。

 

子供の情操に良くないなぁ、そんなことは分かりきってる、

でも自分のメンタルはもうすり減ってすり減って

 

かわいいなぁ、そう思いたかった

 

ようやく、かわいいと思えるときどきが増えてきた。だいぶ、増えてきた。

 

がんばろ。もうすぐ2歳だ。