私と家族の道標

11歳娘と8歳&4歳息子との日々。

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給食パートを始めて

結婚を機に、大して働いたともいえない新卒入社の会社をとっとと辞めて、結婚出産して。

ずいぶん時間が経ちました。干支まわっちゃうくらい。

そんな私ですが、働き口が見つかった。

 

www.milestone0123.net

 

中学校の給食調理場です。

 

週3勤務、ようやくひとつき経ちました。

下書き放置の間にひとつき半、になったでしょうか。

まだまだ、まだまだ、ひよっこです。

全然知らない作業もまだたくさんある状況だけれど、初めてのお給料を頂戴した今のお気持ちを書いておく。

 

初勤務日を振り返る

学校給食って、準備にびっくりするくらい時間と手間がかかっていることを知りました。

 

勤務開始後まず朝イチで取り組んだのは、各クラスに運ばれるコンテナの準備。

各クラスの人数分のトレーや数種のお皿、はしやスプーンを、汚れや欠けがないか、ひとつひとつ確認しながら数えていきます。

そして、それぞれの食器をまとめるカゴに入れて、コンテナ内の定位置に入れ込んでいく。

 

が、

献立によって使うお皿は変わりますし、それに伴ってコンテナ内の定位置パターンも変わってくる。

 

し、

なんならコンテナもサイズ違いで数種類ある。もちろん配置違う……おおおおおorz

 

あっあと学校行事の都合で、この日は何年生は不要☆とか、

いまは受験の時期だから、今日はあの私立校の受験日!あさってはこっちの私立!などと、あらかじめ分かっている受験者数によって、クラスごとの人数変更もあったりする。

 

困難\(^o^)/

 

こちらが数えてるなかで、あちらでは調理をしていて、不要になった調理器具はどんどん洗浄をしなければなりません。

見たこともないような機材部品やら、業務用のでかいヘラやら、大量のでっかい炊飯釜やら。

洗い方しまい方にもルールや工夫があり、自分の手元しか見えてないヒヨッコには分かりにくくかなり辛い。

 

調理補助も献立各々のタイミングで発生し、

午後は大量の洗浄作業が待ち受けているため、午前のぶんは必ず午前に終わらせなければならない。

午後の支度も同時進行で進めていきます。

 

そしてもちろん、各クラス分に配食されたコンテナを『校舎へ運ぶ時刻』が決まっている。

遅れは許されない。

すべては時間割通り、先生も生徒も過ごせるように。

(ちなみに学校行事によってその時刻が変わる場合もあるんだ…すごい流動的でしょビックリしたよ)

 

包丁デビューに感動する

そんなこんなで、予想以上に覚えることがたくさんで、一方で現場ではメモってる暇も、それを見直す暇もない。

更には先輩に聞くタイミングを計るのもなかなか難しい。それぞれがそれぞれの作業をしているから。

効率を良くするための作業動線の工夫も、全体が見えてない私にはなかなか分かりづらい。つまり覚えにくい。

 

毎日頭がパンクしています。

 

とはいえ、やはり携わった作業が結果として現れるのは嬉しい。

午前のゴールが基本的に『コンテナを校舎へ運ぶまで』なので、特に終盤はみんなで一致団結してる感がすごい。

「今日も無事にぜんぶ運べた」感はとてもいい。

あと昼休みに入ったのだろう校舎のざわめきも、「無事に給食時間を終えたんだな」と思うと安堵する。

 

初めて調理場の包丁を触ったのは、具沢山スープに入れる野菜切りのため。

総量15kgだったかのサツマイモを角切りにするの、ほんっっと辛かった。

けど、

出来上がって、実際にまかない給食として自分たちが食べるときには、なんだかとても感慨深くなった。

 

そう、お昼食べられる。

学校給食パートの良き点ですよ

 

給食パートの良いところ

午前中は怒涛の時間が過ぎますし、午後も午後で怒涛の皿洗いが待ってますけれども。

(そうなの、皿も一枚一枚手で予洗いするんですよ)

 

その合間には晴れて

【給食の時間】が待っています。

わーい何年ぶり!?揚げパンにソフト麵だよー!!

しっかり認められた、わたしたちの休憩時間。

食べるのも仕事のような気さえしますが。

でも美味しいんだ!栄養士さんありがとう!!

毎日家庭で作ってる身としては、誰かが作ってくれた料理って最高なんだ。

外食とはまた違う、、給食ってふしぎね。

 

それから勤務日。

子供と同じように【長期休業】があるのほんと助かる。

それ以外は基本的に【カレンダー通り】なのも超助かる。

 

職探ししていたとき、給食以外で候補に考えていたのは、ホテル清掃と病院リネン係。

幼稚園児と小学校低学年児がいる以上、なるべく子の帰宅に間に合うように、と勤務時間で探してた。

でもそれらは、休憩なしで2時3時まで、あるいは休憩ありで4時までで。

 

小2長男はまだ5時間授業がほとんど。

3時前には帰宅します。

小5長女は6時間授業が多いから、どうしても長男だけで1時間ほどの留守番になる。

 

産まれてからずっと『帰ったらお母さんがいる』生活が変わるのは、本人としても不安の様子。

退勤後に園児のお迎え行って、そこからの帰宅だもんなあ、と私も不安。体力ゥ…

 

「飯抜きで3時4時にお迎え行って帰って、おやつ与える間に夕飯作りながら、私はつまみながら、、か」

 

と思うと、もうげんなりしちゃう。

その言葉を夫に伝えたら

「うちの母親もそうだったなあ、そんなもんじゃない?」とか言ってくる。

 

……

たぶんね、

それね、

末っ子であるあなたが少なくとも10代になってからの話ですよね

 

ていうかね、

一番ね、

言っちゃいけないやつだよ?嫁と母親の比較って。

 

話それちゃった。

 

そう、時間帯がいいよねって話。

転居前の地域で給食パートやってた友人は、「子供の集団下校の帰宅までに、自分の帰宅も間に合う」と言ってた。

それ理想~~

 

問題はこれから、と思う2カ月目

先輩方との過ごし方も、だいぶ慣れた。

皆さん親切。優しい。

楽しい。

 

最初の3日はほんと辛かったけどぉぉ

(たまたま人手が足りてない中での私投入だったようで、教えるほうも余裕がない)

 

例えばそれぞれのお子さんと幼稚園が一緒になったとして、

一緒にPTAとかやっても苦じゃないだろうな、と思える感じの皆さん。

帰りとかに公園で遊ぶ感じになっても、全然おしゃべり楽しめる感じの皆さん。

恵まれたぁ……(´;ω;`)

本社の方が来た時に

「ここは本当にいい雰囲気でありがたい」「きついとこはもう本当、、ね、、」

といったお話をされていて、なんだか歴々のパートさん達にまで思い馳せちゃう。

 

『体で覚える』が苦手なタイプなので、やっぱりデスクワークのほうが良かったかなぁ、とも思いましたが。

それでも、少しずつ少しずつ、慣れた作業場面もできてきた。

質問のタイミングもつかめてきた。笑

 

あと大量のまかない給食も食べ切れるようになってきた。

(給食パートあるあるらしいんですが、めちゃくちゃ多いのよ給食…)

 

働き始めて3日ほどは、立ち位置すら分からず、まかないで出る給食も食べるの辛いくらいで。

緊張もあって、全然お腹に入らない。

給食便りでたまたま当時のお写真発掘したけど、「あっコレ私食べてるはず」という思いだけで、全く覚えてない…笑えない…

 

白衣着るのもだいぶ慣れた。

上下白衣+帽子+マスク姿で、他のパートさんが誰が誰か判断しにくいのはまだ慣れない。笑

目しか見えないんだもの、、

イメージ的にはメガネのフレームエリアだけが外から見える感じです。

あっでも眉間の皴が隠せていいのは個人的にとても利点…!!

 

「だいぶ慣れたね」と言ってもらえることが増えた。

ジェスチャーで伝え伝わることも出てきた。

つまりは、これからだな、と思う。

私への判定というか、裁定というか。

毎日、復習して、予習して、たくさんの疑問が出てくる。

しっかり理解して、覚えていかなきゃと、

初めての給料は皆さんの時間から頂戴したようなもんだ、と思うなどする。

がんばろ。

 

末っ子はお迎えの時刻が遅くなっただけで、むしろ園で長く遊べることを楽しんでいる様子。

長女はほぼ気にしてない。笑

やはり少し留守番時間のある小2長男が一番、心の負担があるみたい。

「来年度からは6時間授業が多くなるらしい」と話したら、

「よかった、ひとりの時間が減る」と言ってた。

ごめんね、と思いながら、

必死で3人分の連絡帳と配付プリントと宿題の丸つけをさばきます。

ほんとフルタイムの方たちすごいと思うよ…

 

 

勤務先は、長女が再来年度から通う予定の学校。

 

採用された話を子にしたときに、

「えっじゃあ私中学校入ったら、お母さんのごはん食べられるってこと!?」

「もしかしたら廊下で会うかも!?」

「中学校いくの楽しみーー!!」

と大喜びされた。

 

中学入ったころにそんな反応されるとも思ってませんが。笑

 

引っ越して半年。

思春期の不安もある娘の、数年後の期待の一部になれたのなら幸いだ。

 

広い空にも慣れました。(サムネの話)