私と家族の道標

11歳娘と8歳&4歳息子との日々。

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子乗せ自転車生活もあと半年

末っ子次男、来春に小学生になります。

 

いまの幼稚園への基本送迎は

・朝、夫が通勤車で送り

・夕方、私がママチャリで迎え

というスタイル。

 

次男の体重は約20kg。

夫が朝送れないときは、

自宅→園→職場→(体力仕事)→園→自宅

なんて日もあります、結構な地獄。

職場〜園、自宅〜園、どちらも平坦な道を10分ほどですが、電動なしママチャリの後部チャイルドシートに20kgを乗せての10分は、なかなかの大仕事です。

 

風が強い日はほんと最悪。

行きも帰りもいつも、私にとって追い風になってくれないかな、とよく思います。

 

漕ぎ出して10秒でゲリラ雷雨開始、正直かなり身の危険を感じながら、命がけで帰ることになった日もありました。

(…ぶじだったから笑い話だけどさぁ…うっかりニュースになるんじゃないかなとは思ったよ)

民家しかないから雨宿りする場所もないんですわ。

 

傘ささないと無理レベルの雨天では、諦めて徒歩になるときもあります。

運がよければ、路線バスを使うこともあります。

仕事の荷物に園のイベント荷物や週末荷物が重なると、とんでもない家出人状態です。笑

 

 

そんな、引っ越して2年と少し経った私たち。

幼稚園卒業まで、あと半年。

 

「あと半年がんばれば、解放される」

 

そう思いながら、毎日の自転車生活をがんばっています。

 

 

先日、職場から園に向かうとき、向かい風がきつかった。

進行方向的に園からの帰路は追い風かと期待するも、そんなことはなく、絶妙な斜め向かい風で全然進まない。

後ろに20kg搭載済みで、尚更動かない。

 

「ジナンーー!!全然進まないよ!」

「えぇ~〜??」

「これ以上無理だっ、ジナンが風を起こしてくれっw」

 

と言ったら

 

「フウウウウウーーーー!!!!」

と、唇とんがらせて風を吹き起こしてくれた。笑

 

「ジナンーー!!ごめん、ありがとうだけど変わらないわ!www」

「じゃあっ、ジナンがおしてあげる!!」

 

へ?

 

次男が押してくれた。

 

……

 

私の腰を。笑

 

自転車は押せないもんね。

 

 

 

その

 

一生懸命さが

とてつもなくかわいらしく

とてつもなく愛おしく

とてつもなく大切な時間に感じたの。

 

まさかの行動に、大爆笑しながら家路についたよ。

意外と背筋が伸びて、漕ぎやすくてほんのりラクに進めたんだ。(どんだけ猫背よ)

 

2人の力で、前に進んだ。

 

 

クルマ社会に住んでいる今、運転できない私は小中高生と同じ未熟者です。

それでもなんとか頑張って、自転車人生を送ってて。

 

「あそこまでチャリで行くの!?」とか

「いつもチャリだもんねw」とか

「毎日自転車とか無理信じられない」とか軽めにディスられることも多々あります。

情けなく、虚しく、不甲斐なく感じることは毎日のようにあるわけなんだけど。

 

子は言う。

 

「お父さんの車はラクだけど、お母さんの自転車は楽しい」

 

泣く。

 

「お母さんの自転車は頭の上も見上げられるから、空も飛行機もぜんぶ見える」

 

泣く。

 

 

前の街は、自転車ママさん多かったな。

運転できないことも、不利ではあっても恥ではなかった。

長男が幼稚園の頃は、次男を乗せた自転車を、後ろから長男が押してくれた。懐かしいね。

www.milestone0123.net

 

引っ越してからの暑い夏は、保冷剤入りのタオルを持っていった。3回の真夏通園はなんとか終えた。

ふわふわのひざ掛けを巻いて暖を取らせる真冬は、残すところ今シーズン。

春先の強い南風もかなり大変。

もう命がけの雷雨は経験したくないな。

幼稚園への自転車生活、何ごともなく卒業できますように。

 

 

……入学したら、

 

朝の登校を玄関先で見送ったあと、私は自転車で出勤し、退勤後には学童に迎えに行く。

次男はランドセルを背負って歩き、横で私は自転車を押して歩くだろう。

手はつなげない。心配。…いや、手はつながなく…なる…のか?

 

後部チャイルドシートに座布団を置かれることはなくなり、休日も平日も、ただ買い物荷物の専用席になるだろう。

 

……

 

 

残り半年、大切に大切にしようと思った。

 

私の愛車。(前ブレーキのパッド変えたい)