私と家族の道標

11歳娘と8歳&4歳息子との日々。

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引っ越し2ヶ月、御礼参りする

早いもので、9月も終わりですね。

異例の猛暑酷暑の夏休みに引っ越してきて、2ヶ月が経ちます。

3人の子供たちも人生初の『転校生生活』を、厳しすぎる残暑とともに駆け抜けた、1ヶ月。

 

小学生2人は友人もでき、毎日それなりに楽しそう。

幼稚園児は、数日間の慣らし期間は良かったものの、その後の行き渋りはしんどい。

毎日、夜の「幼稚園楽しい」と朝の「幼稚園行きたくない」が拮抗している。

でもブログ見返してみたら、前の園でもそうだったらしい。

www.milestone0123.net

 

記録してた過去の私に感謝。必要以上に落ち込まずに済んだ。(たった3ヵ月前のことを忘れてたことはおいておく)

ただ何より、毎日の自転車送迎に、私が疲弊している。笑

 

そんな折、旧居近くのお祭りがありました。

娘の習い事の教室発表があるとのことで、観覧をするため、お里帰りをしてきました(* ´艸`)

知ってる人に会えたらいいな。

会えたら、今一度御礼の言葉を伝えるんだ。

 

高速の降り口が近づくとともに、高まる興奮!!

きた!きた!帰ってきたよーーー!!!

と同時に裏腹な、懐かしいなという気持ち。

 

出発前に、娘に聞きました。

「いま○○に行ったらさ、帰ってきたよって気持ちになるかな?それとも、あっお邪魔します~ってお客さんの気持ちになるかな?」

「うーん、どうだろう」

「逆に●●に帰ってきたときさ、ただいまって気持ちになるのかな?それとも、私のおうちは○○だ、って気持ちになるかな?」

「えーーーどうだろう」

 

はてさて。

 

会場近くに着いたときの私と長女。

「ねえ長女さん。お母さん、お邪魔しますと帰ってきましたが同じくらいだ」

「うん、お母さん。私もだ」

 

会場近くに着いた時の次男4歳。

「いやっ!!かえる!かえるぅ!!!怒怒怒」

 

安定の次男くんwww

引っ越したのに旧居エリアへ戻るのは混乱させるかな、と幾ばくかの不安をもちながら来たけれど、、もはや抜群の安定感。笑

どうやら、『以前過ごした、あの落ち着いた場所ではない』『なんだこの人だかりは』というお気持ちによるものと推察。

人気の少ない場所を探し、なんとか昔のように遊ぶことで落ち着きを取り戻しました。

 

なお長男は、あっち行くよ~こっち行くよ~でも文句言わずついて回ってくれる。ありがとうな。

 

会場に着いたところで、子育て支援センターの先生に会いました。

お祭りに出店してるからいらっしゃるだろうことは想定してたけど、まさか一番に出会う知人が先生とは。

もはや8年住んだ旧地での母のような存在なので、もう、そんなとこまでおかーさん。て感じ。

 

 

 

さて、娘の通っていた教室発表が近づいて。

みんな出番待ちしてるね、と集団を見やると、

「あっムスメちゃん!」

「えっムスメちゃん!?」

「えーっムスメちゃん!!!」

と口々に驚いてくれてる姿が見えた。

そうして手招きされて、、、娘が泣くはめになった。笑

どうやら、

『お客さんとして見に行くね』が伝わっておらず、先生から

『せっかく来たなら出なさいな☆』になっちゃったみたい;

練習もしてないので無理です、と伝え、下がらせて頂きました。

 

発表見ている中で、みんな立派だなあ、という感動のはざまににふと

「あぁ、この発表に出られなくしたのは、私なんだよなあ」

と、普通に娘が『演者として』舞台に上がっていたはずの未来を思うと、涙が出た。

 

 

お祭りの会場やその周辺では、子供も私も、たくさんの友人知人に声をかけてもらった。

転居先では、PTA関係として連絡先を知っている人はいるものの、世間話やなんかができる関係の人は一人もいない。

というかご近所以外、私のことを知ってる人すらいないと言っていいだろう。

だから、声をかけてもらえることが、とてもとても嬉しかった。

相手の顔を見て「ん…?え?…ッあーー!!」となるあの瞬間が、お互いの空気感が、嬉しかった。

 

「わたしのこと知ってる人、いっぱいいるよ!!!」

と思わず夫に喜びを伝えた。

「ね、はるさんすごいね」と言われた。

そうだよ、8年住んでたからね。子供3人いるからね。

名前も連絡先も知らなくても、顔で分かる知り合いがいっぱいいるんだよ。。

いたんだよ、この街には。今はゼロだけど。

 

お祭りを楽しむ子供たち。

懐かしい、楽しい、嬉しい気持ち。

たくさんの友達に会えた。挨拶ができた。

でも、友達にはまた別の友達との時間があり、

私たちもまた、帰るべき時間が迫ってきて。

 

「そろそろお父さん休憩終わるって。合流しようか」

「帰らなくちゃいけないってこと?」

「そうだね、この街には今日寝る布団がないからね」

「いいよ。でもさぁ…帰るってなんだろって気持ちになるね」

「そうね」

「……」

「引っ越して、またこの街の良さが分かっちゃったね」

「……また絶対くるもん」

「来ようね、意外とすぐだったもんね。お母さんと電車の旅でもいいよ」

「それもいいね」

 

そんな話をした、いつも遊んでた公園。

惜しみつつも、別れを告げて。

 

さて、帰宅です。

 

「お、もう見えてきたね、我が街が」

「ん~~~、帰ってきたぁ!!って気持ちはまだあんまりないけど、『おうちだぁ』って安心する気持ちは、うん、ある」

「そうか。それは良かった」

 

お店は少ないけど。

車が多くて、人があんまり歩いてなくて、

前の街より暑いけど。たぶん冬は寒いけど。

空が広くて気持ちがいいのよ。

家の中を抜ける風も気持ちがいいのよ。

うっかりベランダから花火が見えたこともあったのよ。

学校も、昔からの友達はいないけど、環境はとても良いみたい。

家と学校で選んでよかった。

そう思った9月の日。

 

この数日で、一気に秋の気配が深まりました。(と書いといて今日は記録的な暑さの日…)

子供や我が家の生活も、秋の訪れとともに落ち着くかな。

色づいて、華やかに過ごせるかな。

季節は巡る。

 

柱稽古編の続報まだかな。