もう小6になりましたが。
我が家の第一子・長女に『推し』ができた話をします。
一年ほど前から明確にファンになった、彼女の推し、それは
【Mrs. GREEN APPLE】です。
現在は男性3人のバンド。略称で【ミセス】と呼ばれます。
初めて出会った歌は、『青と夏』らしい。
本人曰く「ビビビッときた」そうです。
誰から勧められたわけでもなく、純粋に曲を聴いて、好きになったらしい。
すごいね、まさに『恋に落ちた』んだろうね。
テレビで歌番組を楽しむようになり、YouTubeでいくつもの曲を何度も聴いて。
そうして一緒に楽曲に親しむうち、最初はあまり興味のなかった私も、曲の良さに気づいていった。
私たち家族は一年前の夏に、8年暮らした街から離れることになった。
仲良くなった友と別れ、知らない街で暮らし始めて。
その頃の娘の心の支えになっていたのも、まさに彼ら。
引っ越し準備で先延ばしになっていた、11歳の誕生日プレゼントにはミセスのCDを買った。
CDプレーヤーとあわせてプレゼントしたら、自室のベッドで歌詞カード読みながら聴き入っている。
「あら、うちに若者がいるわ」
廊下から見える姿に、ほっこりした。
上記アルバム『ANTENNA』を選んだのは、
『Magic』
『ケセラセラ』
『Soranji』
といった、テレビで娘と一緒に見聞きして気に入った名曲が入っていたから。
だけど、さんざんテレビで聴く機会のあった
『私は最強』
がセルフカバーとして入っていてたまげた。
ボーカルの大森さんが楽曲提供したものだとは知らず。その伸びやかな歌声はとんでもなく最強だった。
2023年末の『ケセラセラ』でのレコード大賞は嬉しかった。
MVは誰もが泣いちゃうと思う。
「生まれ変わるなら?また私だね、って最高すぎじゃない!!??」
と笑顔で言ってくる娘は幸せだと思うし、そうニコニコ言ってもらえる私も幸せだな、と噛みしめる。
レコード大賞受賞コメントの
「地に足をつけて、ステージでは華やかに」
といった言葉が良すぎて、
「このひとたちには、娘(がファンになるの)を安心してお任せできる」という、ある意味よこしまな親心まで入り混じった感情になった。笑
娘は更にYouTubeで楽曲を広く聴くようになり、「お年玉でミセスのアルバム買う」といった楽しみができるようになった。
そうしてどんどん私も好きになっていく。
2024年1月、
ミセスのLIVE2公演のBlu-ray発売記念として、LIVE映像の劇場上映があった。
都合がつく1公演『Atlantis』だけ、娘と一緒に見に行った。
知らない曲もあるだろうなと、せっかくだからとYouTubeでセットリストの予習して。
想像を超えて、とんでもなく素晴らしかった。
華やかで、かわいくて、かっこよかった。更に好きになった。
何度も泣いた。
娘は1曲目から泣いたという。
初めての推し活ともいえるライブビューイングは、大きな記念に、そして大切な生きる糧になった様子だった。
そして当然ながら
「(もう1公演)『NOAH no HAKOBUNE』も行きたかった…大画面で大音量で見たかった…」
と嘆いている。完全にオタクの娘。笑
ミセスの色々な楽曲に触れて、PVに触れて、あるいはTVでお話しする姿を見て。
このひとたちはとんでもなく『表現者』なんだなあと思った。
いやあすごいよ色々。
だからこそ、この2週間ほどの色々が胸に迫る。
「一度でいいから見たかった…」と消えてしまったそれを思い、悔やむ娘。
ある一方向の意見ばかり強まり、果ては貶め否定するような自称著名人の表明の数々。
だがしかし、そもそも一秒すらも見れてない私には自分なりの解釈もできないまま。
なんだこれ。
辛すぎる。
そんななかでのMステ『Dear』の披露。
素晴らしかった。
みんなで合唱して今のあなたたちに届けたい曲だ、と思い泣いた。
更に披露された、娘のイチオシ曲『青と夏』。
これまた大変良かった。
「これで夏をぶじに迎えられる」と言ってたよ。
ありがとうね、ミセス。
Mステもありがとう。
「夏が始まった合図を感じるまでは聴かない!」と宣言していた娘が、曲目決まってから
「わーーー嬉しい嬉しい!!今から聴いてくる!!」って飛び跳ねて自室にCD聴きに行ったよね。
「今日暑いし、今日から夏ってことだよね!!!」って。笑
《願かけ》をするため、ミセスの夏ソングで大好きな
『青と夏』
『サママ・フェスティバル!』
を2ヶ月ほど絶っていたらしい。
「あああーーー!!汗かいた!最高だった!!」と戻ってきたけど、
いったいなんの願かけしてたんだろ。かわいいな。
これでキッチンでも聴けるわ。私も嬉しい。笑
先日NHKの番組『SONGS』で、
「『Soranji』は別格」と言っているファンの人がいた。
わかりみが過ぎる。
映画主題歌としてサビだけなんとなく知って、なんとなく好きだなあと思ってた曲が、このひとたちの歌だったのか…!と知ったときの衝撃が忘れられない。
実は知り始めたころには、「歌うまいきれいなおにいさんたち」とだけ思ってた。
でも今ではその華やかさの虜ですよ。
いつか娘とLIVE行けたらいいな。
この一年で、私も娘もずいぶんと背中を押してもらった。
命を、愛を、生きることを、優しく強く歌う彼らを、これからも応援したい。
ファンクラブ入ろうか結構本気で悩んでいます。
『Dear』が主題歌になってる映画『ディア・ファミリー』も最高だったよ。
たくさんの人に見て欲しい映画。
ミセスが主題歌歌ってくれてよかったと思った映画。
ハンカチじゃ足りないよ。