早いもので、引っ越してから一ヶ月がたちました。
いやぁ大変だった回顧録。(せめてもの月イチ更新したいだけ)
引っ越し前、私と2男子で風邪をひいた。
単身赴任してた夫も夫で風邪をひいていて、引っ越し前夜は夜中まで仕事。からの早朝帰宅移動。からの家族転居移動。
ずっと元気だった長女はついに、搬入・業者撤収後に発熱。
当然、その後も全員しばらく体調不良。
無理をおしていただろう夫も発熱。
家族全員でうつしあってるようで、治った頃にまたこじらせる。
まるで一年前みたい、
私は看病要員。
私もしんどいんだけど。
クルマ社会でひた走るママチャリの私。
日々の暑さは強烈、
一方、地域柄、通り雨の豪雨もひどい。
家にいても、
スーパーに行っても、
ショッピングモールに行っても、
『誰からも、なにからも、歓迎されてない』気がする。
どこに行っても居場所がないように感じるその気まずさは、だいぶ心を蝕んだ。
子の体調不良もあり、私の寝場所は新天地第二夜から、男子部屋になった。
隙間に無理やり敷いた布団。
以前と変わらず一緒に眠れる、と子たちは喜んでくれる。まだ。
回復した夫は広い部屋で、夜中まで勉強やら仕事やらして。
私ひとり、居心地が悪かった。
いずれリビングが私の寝場所になるんだろう、と漠然と思ってたけど、
片付け終えて気がついた、思いがけず広いキッチンに、
「あぁここで寝るのか、ごく近い未来は」
と虚しくなった。
「帯同引っ越しするのは失敗に終わるんじゃないか」
「この土地で本当にいいのか」
「もっと良い物件があったんじゃないか」
「まだ今から見つかるんじゃないか」
引っ越して片付けてなお、物件サイトをのぞいてしまう。
おそらく子たちの『ふるさと』の地になるだろう、今回の引っ越し。
失敗したくない、
失敗だったと思いたくない、
思わせたくない、
ずっと苛まれてた気持ち、
やっと、薄らいできた。
学校に行った。
手続きをして、面談をして、教科書を受け取った。
校内の見学をして、教室と、下駄箱の確認をした。
我が子の居場所は、ちゃんと作ってくれていた。
東京に行った。
子供の書道の作品展のために。
意外と近かった。
でももう千葉じゃないから、こちらに同じ会派はないようだから、きっともう来ることはない。
とはえ、また別のなにかで来るかもしれない。
【3歳+2ヶ月児】を文字通り抱えた前回の引っ越しより、
【11歳+8歳+4歳】で遊んでくれる今回は、楽だろうと思ってた。
前回は、梱包も開梱もお任せ。
今回は、80箱くらい、すべて一人で梱包した。
開梱も、9割5分、一人で済ませた。
風邪を引きながら、風邪の家族の面倒をみながら。
そりゃあ疲れるよね。
何と言っても、『自分が8年年をとっている』んだもん。
ナメてた。老いを。
わたしのための時間がなかった。
わたしのための、おいしいもの。美しいもの。それらを楽しむ時間。
ママ友がくれたお菓子、贈り物。
ひとつひとつが、ありがたく、心の栄養になった。
それでも渇きは治まらず。
デパ地下系お菓子買おうと思ってたけど、見ても全然、購買意欲が湧かないほどに疲れてた。
新しいスーパー物価高いし。
でもそろそろ、甘やかしたい。
きっと私は、私をもう少し甘やかすべき。
(糖分の摂取はそろそろ抑えるべきw)
片付けは3日でほとんど終えた。
残ったのは、私の『推し』をしまったダンボール。
すべて飾る場所が決まるまで、となかなか手をつけられずにいた。
しばらく経って、やっと出すことができた。
半分ほど飾ったら、元気が出た。
残りの半分も、目処はたった。
強い気持ちをもてるようになった。
当面の生活に必要なすべてを3日で片付けたけど、
私の心を生かすための片付け(=飾り)も、いち早く取り組むべきだったと痛感した。
東京都美術館のミュージアムショップで見つけた、誕生日の花個紋のカード。
思わず初めに手に取った、彼の人のカードは。
まさにあの人で泣泣泣
いやぁ大事だね、心の支え。
今年の夏はね
ついに
『煉獄家の風鈴』がベランダでチリンチリンしてるんですよ、我が家。