我が家のアパートのベランダには、ユズの鉢植えがあります。
私が生まれ育った実家の庭のユズの木になった実から、種をまいて育成したものです。
まだ花も咲かず実もならず、ほぼ観葉植物として育てています(*^^*)
種をまいたのは、長男が0歳の冬。
ちょうど両親が家を手離すことになったので、年末帰省でありったけのユズを収穫し、毎日のように贅沢柚子風呂を楽しみました( *´艸`)♪
ふと思いたって調べてみると、ユズは発芽率がとても高いとのこと。
しかしながら、種から育てたものでは結実に至らないものも多いらしい。
そして、実がなるとしても、かなりの時間がかかるとのこと。挿し木で育てていくのが普通っぽい。種から育てると、、
「桃栗3年、柿8年、
柚子の大馬鹿18年」
…えっまじで!?
「9年で花盛り」、あるいは「9年で成り下がる」といったものもあるらしい。
個人ブログや質問箱を見ても、まぁ、、だいぶ先、10年くらいはみておくのが無難っぽい。
それよりもこのことわざ。
なにこれ面白!と思って見ていたら更に派生バージョンがあるようで、
「桃栗3年、柿8年、
梅は酸い酸い13年、梨はゆるゆる15年、柚子の大馬鹿18年、蜜柑のまぬけは20年」
「桃栗3年柿8年、梅はすいすい13年、柚子の大馬鹿18年、
林檎にこにこ25年、銀杏のきちがい30年、
女房の不作は60年、亭主の不作はこれまた一生」
◆参考:同志社女子大学
て!!!!
さいご!!!ww
柚子を種から育ててみる
両親新居への地植えユズ引っ越しは不可能だし、
発芽しやすいなら観葉植物がてら育ててみてもいいかな、
それに、、
長男が生まれた年のユズを育てるとかちょっとロマンでは…!?
しかも成人する頃実がなる(※期待薄)とか胸アツ案件…!!!
と、まぁせっかくなので蒔きました。
柚子風呂で使った実を回収ww
当時の写真がこちら。
赤ちゃん葉っぱかわいい。
その後ニョキニョキ伸びたユズ。
ユズは直立性があり、上に上にと伸びたがるそうです。
ただ当時の私はひたすらに空へと伸びる柚子をどうしていいやら良く分からず、適当に切っちゃったりしました。だってあまりにも長すぎて。。
色々ググったりしてもいい感じの資料が見つからなかったあの日々。無念。
(直立一本の状態を斜めになるよう誘引すればよかったのかな…??)
そうこうしているうち、ハダニにやられました。初夏に水をまいたりして、落ち着いた。
毎年、
大体4月頃に新しい葉が出て、
初夏からハダニ対策をしながら、
アゲハチョウの卵を目視で駆逐、
というのが恒例。
そんなこんなでもう6歳。
適当に切ってしまったりもしましたが、それでも50cmほどの高さで葉がそこそこ繁っています。
が、今年の夏。
お盆の頃、なんだかピカピカの新しい枝がニョキニョキのびていることに気がついた。
昔切った、まっすぐ伸びようとしていたとこの両脇から、2本の新しく太い枝。
えっ、どうしよ、、長雨続いてるし、、とゆるーく考えあぐねているうち、
それまでの倍の高さにまでなってしまった。
ものすごい成長(゜Д゜)!!!
さてどうしよう。
数年前に切ったときは、あとになって切らなきゃ良かったかも…と後悔したのもあり、今回は切らない方向に。
なんといっても、新しく伸びた葉はこれまでの2~3倍はある立派な葉だった。
古い葉はハダニにやられて元気がない。
そして6歳。どんどん大きくなる長男の姿をつい重ねてしまいました。。
余ってた支柱があったので、左右に広げるように誘引。今更感。。
とりあえず様子見です。
意外にあっさり実が成ることもある?
さて、種から育てると10年、20年かかると噂のユズ。
合計20個くらいは蒔いたかと思うのですが、なんとほとんどの種が発芽。
厳選した上で小さい植木鉢を6つほど作ってから、置き場に困り一部を両親新居に嫁に出しました。
ら、なんと。
このうちのひとつは、実生4年で結実したんですよ……!!!なんで……!!??
もちろん実は小さいけれど、4~5個なったようです。
植え替えは適当に1回、誘引は特になし、もちろん挿し木などせず、あるがままに、、
だったらしいのですが、形?樹勢?が素人目にもすごくいい感じで。
うっかりしっかり結実。20年とは。ロマン、、、
もともとの株が良かったんでしょうか。
羨ましい。
その後も毎年少なからず実を結び。しかしながら今年はひとつもならなかったみたい。花も一つもつかなかったようで残念。
とはいえ、あのまま取り壊される庭にあったユズをなんとか複数の鉢で生かすことができて、個人的にはとても嬉しい。
観葉植物でもいいんだ。
ベランダで愛でる日々
お盆に伸びた枝を誘引中の我が家のユズは、トゲをチョキチョキ切りました。
大きな葉っぱにやさしく触れて、毎日愛でております。
左右に引っ張った結果、幅がかなりあるのですが。
大型犬みたいでかわいいです。
柚子の木は、葉や枝を触るとあの爽やかな柚子の香りが手に残ります。
これがたまらなく好きで、、お世話したくなる。
長雨が終わってから、ニョキニョキっぷりは少し収まりました。そしていつの間にやら秋になり、先端の成長も落ち着いた。
でもやっぱり直立したいのか、気がつくと支柱に負けないように、縦になろうとしています。頑固。笑
来春の成長が楽しみです!
追記:
翌年夏、もう一鉢を処分しようと思ってたらなんか復活したので改めて育てるおつもりの話はこちら。