私と家族の道標

11歳娘と8歳&4歳息子との日々。

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卵の食物経口負荷試験① ~2歳2ヵ月~

2歳0か月の血液検査の結果、卵アレルギーに関して、

  • この半年で段階的に数値が下がっていること(参照記事→コチラ
  • お肌の状態が安定していること(参照記事→コチラ)から、 

1泊入院での、鶏卵の【食物経口負荷試験】を実施することになりました。

 

母乳由来の成分で皮膚症状が発現していると診断され、

0歳5ヵ月から、私自身の卵料理除去および本人の卵完全除去という生活だったため、

2歳2ヵ月にして、息子、人生初めての卵の摂取になります(卵アレルギーの診断に至るまでの参照記事→コチラ)。

自宅での経口免疫療法に移れると期待しての、初めての負荷試験!
 

初めての食物経口負荷試験

【試験方法(当時)】
9:30 入院開始
10:30 負荷試験開始
開始 0分 0.1g
開始20分 0.4g
開始40分 2g
開始60分 4g
開始80分 8g
――――計14.5g(全卵・炒り卵、ケチャップOK)

15:00-17:00 外泊希望であれば外泊許可
翌朝、病棟へ帰棟、診察にて方針決定、退院

 

【結果】
開始 0分 0.1g :普通に食べる

開始20分 0.4g :食べる、その後咳2回あり

開始40分 嫌がり食べず。食感嫌がり?口から吐き出す

不機嫌、頭のかゆがり強くなる

開始65分 咳2回して嘔吐。Dr.対応中に発疹2ヶ所、

明確なアレルギー症状発現と診断、

――総摂取量0.5gにて負荷中止

その後1時間昼寝、発疹は20分ほどで消失

起床後、状態良好のため昼食(入院食)、完食

夕方、体調変化なく外泊許可。帰宅。

入浴、問題なし。

夕食、いつも通り。

じんましん様の発疹2ヶ所出る、30分ほどで消失。

夜間少しぐずる(暑くて寝苦しいから?)

 

【主治医の意見と今後の方針】

・卵アレルギーで0.1gで症状出る子はあまりいない

・負荷も3回目(総摂取量2.5g)までクリアする(食べ切る)子が多い

・嘔吐は1回だったら負荷中止するか継続するか判断迷うところ

・今回、もし3回目(2.5g)摂取していたら、じんましんがブワッと出るような中等症状になっていたかも

・自宅での摂取(経口免疫療法)を実施するなら極微量からの開始になる。

→試験では炒り卵だったが飽きる場合もあり、クッキーに混ぜ込むなどの工夫が必要。

・除去生活するほうがしんどいか、経口免疫するほうが苦痛か、お母さんしだいで正解はありませんよ。

 

とのことで。

結果、完全除去を継続することにしました。

相部屋のママさんに聞いたところ、総摂取量の1/10とかから始めるそう。

0.5gの1/10とか、、無理でしょう…

正直、完全除去は慣れればラクです。

再来年の入園まではまだ時間がある、ということで、半年後に再度血液検査して負荷試験を行うか決めることにしました。

なおその後、負荷の摂取量に変更があったとか。

少量の摂取をクリアしてから、中量以上の摂取に移行するそうです。

 

【感想】

肌が弱いことから、症状の発現はじんましんからだろうと勝手に思っていました。

なので不機嫌からの嘔吐、ということでビックリ。。

先生曰く、卵アレルギーで嘔吐、は意外と?多いそうです。

また、入院中はベッド上で安静にしていなければならない、というのが非常に難しかった。。

今思えば症状発現だったのかもしれない不機嫌だったとき、あんまりひどかったのでベッドからおろしました。

ら、つまずきまして。普通ーに小走りしてつまずいただけなのですが、看護師さんたちが大慌て。。

ふらつきとか、そういう症状なのか判定しにくいから、ベッド上安静だそうです。

年上の幼稚園生と相部屋でしたが、病室内トイレまでの歩行に限られていました。

キッズルームの絵本などお借りできるようでしたが、代理でお母さんが取ってくる形。

おもちゃや絵本、パズルなど持っていきましたが、飽きるよねー…。

DVDプレーヤー使うならイヤホンご利用くださいっていうのも2歳児には難しい;

 

個室も相談次第で使えるとのことでしたが、相部屋で良かったと思います。

4人部屋で、3人の卵アレルギー児が試験しました。

待ち時間や昼寝のとき、経験者のお母さんにお話が聞けたのはすごく貴重でした。

先生のお話では、『他の患児の症状を見る』というのも重要だそうです。

症状の発現、投薬のタイミングなどを見極める経験につながるからだそう。

確かに、産まれてからずっと除去していた息子、しかも1回の嘔吐で中止したので、他のお子さんの状態というのはすごく勉強になりました。

お昼寝中に売店行くために不在にするときとか、連帯感あって頼もしかった…

 

今回、娘は幼稚園(兄弟の付き添い入院は不可でした)の日で、夫は有給取って一緒に行ってくれました。

彼にとってもやはり勉強になったようで。。

症状出たり、万が一のときにいられないのは嫌だとのことで、次に負荷試験をするときにも都合つけると今から言ってくれました。

一人で症状発現している息子をみるのは正直つらいので、本当に助かりました。

 

追記:
その後、ダニアレルギー悪化に付随する卵アレルギーの悪化を経て、3歳9ヵ月にて、2回目の食物負荷試験を行ってきました。

www.milestone0123.net